既存建物価格の、簡易査定方法(21年12月号)
今月は既存(中古)住宅の査定方法についてご説明致します。
その前に、土地価格の査定についておさらいします。
【土地の査定方法】 先月号(2021年11月号)で査定方法を詳しく説明。
土地価格は、公示価格~公示価格の10%増が相場と言われています。
又、路線価と公示価格の関係は、
- 路線価(相続税の評価時に用いる土地価格)=公示価格の80%
具体例として、路線価が87,000円/㎡で、土地の面積100㎡の場合]
土地価格=87,000円÷0.8×100㎡=約1,087万円~1,196万円(10%増)なので平均値をとって約1,150万円とします。
【建物の査定方法】
建物の建築条件は、①構造:木造軸組み2階建て ②建物面積:100㎡ ③築年数:15年(耐用年数30年)残存率30年-15年/30年=50% ④建築場所:埼玉県 とした場合の再調達価格(現時点で建物を新築した場合の㎥単価)は、16.5万円/㎡
具体例として、 再調達価格16.5万円×建物面積100㎡×残存率50%=825万円
【土地、建物合計金額】
土地価格 約1,150万円 +建物価格 825万円 =合計 1,975万円